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郷々
ふりがな文庫
“郷々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さとざと
50.0%
くにぐに
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さとざと
(逆引き)
うさんな六波羅武士どもが、
郷々
(
さとざと
)
の
田涸
(
たが
)
れを
検見
(
けみ
)
にまいったなどと申しながら、それとなく邸内を窺い見つつ、小半日もムダばなしの末、ついさきほど帰ったばかりだ……。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのほか、新田ノ庄の
郷々
(
さとざと
)
に散在していて、ここには居合さなかった
大胡
(
おおご
)
、
額田
(
ぬかだ
)
、一ノ井、細谷、綿打、横瀬、堤などの一族へもこの場からすぐおなじ旨をおびた使いが立って行った。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
郷々(さとざと)の例文をもっと
(2作品)
見る
くにぐに
(逆引き)
この話の代表的なものともみるべきものに、奥では
糠部
(
ぬかべ
)
郡
(1)
の糠部長者の竈の火焚き男、アラミの
郷々
(
くにぐに
)
では
江刺
(
えさし
)
郡の花若話
(2)
などがそれである。
東奥異聞
(新字新仮名)
/
佐々木喜善
(著)
いたるところの
郷々
(
くにぐに
)
からこの街へ裸一貫で流れ踏んでゆくおとこたち。
市立共同宿泊所
(新字新仮名)
/
大江鉄麿
(著)
郷々(くにぐに)の例文をもっと
(2作品)
見る
郷
常用漢字
小6
部首:⾢
11画
々
3画
“郷”で始まる語句
郷
郷里
郷士
郷愁
郷国
郷土
郷党
郷人
郷武者
郷長
“郷々”のふりがなが多い著者
佐々木喜善
大江鉄麿
吉川英治