郷々くにぐに)” の例文
この話の代表的なものともみるべきものに、奥では糠部ぬかべ(1)の糠部長者の竈の火焚き男、アラミの郷々くにぐにでは江刺えさし郡の花若話(2)などがそれである。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
いたるところの郷々くにぐにからこの街へ裸一貫で流れ踏んでゆくおとこたち。
市立共同宿泊所 (新字新仮名) / 大江鉄麿(著)