“郷党”の読み方と例文
読み方割合
きょうとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして次に三において『論語』の内の古い層として学而がくじ郷党きょうとうの二篇および為政いせい八佾はちいつ里仁りじん公冶長こうやちょう雍也ようや述而じゅつじ子罕しかんの七篇を見いだした。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
同じことなら背景の好いのをと思って念を入れたのか、僕よりズッとおくれて結婚した。郷党きょうとうの先輩で財界の有力者に見込まれて、その令嬢を頂戴したのである。
首切り問答 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
かりにただ一人の愛娘まなむすめなどを失うた淋しさは忍びがたくとも、同時にこれによって家のとうとさ、血の清さを証明しえたのみならず、さらにまた眷属けんぞく郷党きょうとうの信仰を
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)