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郷々
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さとざと
ふりがな文庫
“
郷々
(
さとざと
)” の例文
うさんな六波羅武士どもが、
郷々
(
さとざと
)
の
田涸
(
たが
)
れを
検見
(
けみ
)
にまいったなどと申しながら、それとなく邸内を窺い見つつ、小半日もムダばなしの末、ついさきほど帰ったばかりだ……。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのほか、新田ノ庄の
郷々
(
さとざと
)
に散在していて、ここには居合さなかった
大胡
(
おおご
)
、
額田
(
ぬかだ
)
、一ノ井、細谷、綿打、横瀬、堤などの一族へもこの場からすぐおなじ旨をおびた使いが立って行った。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この雨気、久しぶりの雨を地に
恵
(
めぐ
)
もうぞ。正成はこれより
建水分
(
たけみくまり
)
の
神前
(
みまえ
)
に、さっそく、お礼をのべに参る。——また郎党どもは、手分けして、
郷々
(
さとざと
)
の
名主
(
なぬし
)
へ、同慶のよしを、触れ歩け。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
郷
常用漢字
小6
部首:⾢
11画
々
3画
“郷”で始まる語句
郷
郷里
郷士
郷愁
郷国
郷土
郷党
郷人
郷武者
郷長