“閭丘胤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りよきういん50.0%
りょきゅういん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りよはかう見當けんたうけて二人ふたりそばすゝつた。そしてそであはせてうや/\しくれいをして、「朝儀大夫てうぎたいふ使持節しぢせつ台州たいしう主簿しゆぼ上柱國じやうちゆうこく賜緋魚袋しひぎよたい閭丘胤りよきういんまをすものでございます」と名告なのつた。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
たう貞觀ぢやうくわんころだとふから、西洋せいやうは七世紀せいきはじめ日本にほん年號ねんがうふもののやつと出來掛できかかつたときである。閭丘胤りよきういん官吏くわんりがゐたさうである。もつともそんなひとはゐなかつたらしいとひともある。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
とう貞観じょうがんのころだというから、西洋は七世紀の初め日本は年号というもののやっと出来かかったときである。閭丘胤りょきゅういんという官吏がいたそうである。
寒山拾得 (新字新仮名) / 森鴎外(著)