『猫と庄造と二人のおんな（ねことしょうぞうとふたりのおんな）』

福子さんどうぞゆるして下さいこの手紙雪ちゃんの名借りましたけどほんとうは雪ちゃんではありません、そう云うたら無論貴女は私が誰だかお分りになったでしょうね、いえいえ貴女はこの手紙の封切って開けたしゅん間「さてはあの女か」ともうちゃんと気がおつ …

著者	谷崎潤一郎
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「改造　新年号　第十八巻第一号」1936（昭和11）年1月1日 「改造　七月特大号　第十八巻第七号」1936（昭和11）年7月1日
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約2時間18分（500文字/分）
朗読目安時間	約3時間49分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

触（いろ） 強（こわ） 執拗（しつッこ） 懐（ふとこ） 鶏（かしわ） 漸（ようよ） 執拗（ひつこ） 来（け） 頬（ほっ） 空（あ） 蛙（がえる） 燈（とも） 焦（あせ） 嫌（ぎら） 小路（しょうじ） 解（ほど） 昂（こう） 訝（あや） 倒（さかさ） 窺（うか） 辛（つろ） 間食（あいだぐ） 引（ぴ） 家（や） 中（あた） 孰（ど） 或（あるい） 威嚇（おどか） 体（たい） 食（く） 言（こと） 委（ゆだ） 籠（かご） 生物（なまもの） 術（じゅつ） 最早（もは） 臭（におい） 端（はた） 先（せん） 噫（おくび） 出（い） 空（むな） 啣（ふく） 唾液（つばき） 労（いた） 透（とお） 咬（かじ） 彼方（あっち） 彼処（あそこ） 和（やわら） 此方（こっち） 虐（いじ） 合（あい） 摘（つ） 絆（ほだ） 擦（こす） 孰方（どっち） 精（せい） 小柄（こがら） 嫌（いや） 斜（はす） 早（は） 娘（むすめ） 籠（こ） 好（よ） 縁鼻（えんはな） 奴（め） 晩（おそ） 筍（たけ） 行（い） 躊躇（ためら） 圏（わ） 束（たば） 屁（ぺ） 蠢（うご） 輿入（こしいれ） 嘗（かつ） 根（こん） 差支（さしつか） 穢（きたな） 退（ひ） 己（おれ） 咽（む） 咬（くわ） 翳（かげ） 研（みが） 過（あやま） 否（いや） 道中（どうちゅう） 違（たが） 欺（だま） 面当（つらあ） 潤（うるお） 膓（ちょう） 渦巻（うずまき） 獲（と） 或（あ） 疎（まば） 冠（かんむり） 抑（そもそ）