“絆”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きずな49.5%
ほだ19.8%
ほだし14.4%
きづな8.1%
つな2.7%
まつ2.7%
ホダシ1.8%
たづな0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“絆”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩42.9%
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究18.2%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]16.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
女のチャームというものが、習慣的なきずなから解き放されて、その力だけに働く事のできる生活がそこにはあるに違いない。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
しかし、東京を離れて来て、復一が一ばん心で見直したというより、より以上のきずなを感じて驚いたのは、真佐子であった。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
わずかな言葉の響きや方式の新らしさにほだされて、今頃ふたたび以前と同様な拘束の世界に戻って行こうとする者はよもやもう有るまい。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
こうなると細君も相談相手にならず親友も依頼するに足らなかったか、ついに義理にほだされて南軍についた。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
かゝる動き、純なる空氣の中にありて全くほだしなやこの高嶺たかねを撃ち、林に聲を生ぜしむ、これその繁きによりてなり 一〇六—一〇八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
刀のさびにするにも足らない奴だがよい折柄おりから端役はやく、こいつに女のいきさつをすっかり任せてしまえば、女のほだしから解かれることができる。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
我亦斯の如く、かのこみあへるむれの中にてかなたこなたにわが顏をめぐらし、約束をもてそのきづなを絶てり 一〇—一二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
最近一つのきづなとなつてしまつた彼女の将来を何うしようかといふことが、その間も気にかゝつてゐたには違ひなかつた。
町の踊り場 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
支那でも蛟が馬を害した譚が多く、『埤雅ひが』にその俗称馬絆とあるは、馬をつなぎ留めて行かしめぬてふ義であろう。
善く教練してつながざるに去らず。
それには経済上の事情もまつわっていたのであるが、満十七歳二カ月にして新聞社に籍を置いたという事は、いろいろの意味においてわたしの不幸であった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その年ごろや風俗がこのあいだの晩、両国の橋番小屋の外にうろついていた男によく似ているらしいので、半七はいよいよ彼とお鉄とのあいだに何かの因縁のまつわっていることを確かめた。
半七捕物帳:37 松茸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
其までの長雨忌ナガメイみの間を「馬にこそ、ふもだしかくれ」と歌はれたカイホダシ(すべて、ふもだし)の役目をするのが、ひもであつた。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
それまでの長雨忌ナガメイみの間を「馬にこそ、ふもだしかくれ」と歌われたカイホダシ(すべて、ふもだし)の役目をするのが、ひもであった。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
「イヤイヤ滅多な事を言出して取着かれぬ返答をされては」ト思い直してジット意馬いばたづな引緊ひきしめ、に住む虫の我から苦んでいた……これからが肝腎かなめ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)