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絆
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きづな
ふりがな文庫
“
絆
(
きづな
)” の例文
わが愛これに燃やされしこといかばかりぞや、げに是時にいたるまで、かくうるはしき
絆
(
きづな
)
をもて我を
繋
(
つな
)
げるもの一だになし 一二七—一二九
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
思へば三界の
火宅
(
くわたく
)
を
逃
(
のが
)
れて、聞くも嬉しき
眞
(
まこと
)
の道に入りし御身の、
欣求淨土
(
ごんぐじやうど
)
の一念に浮世の
絆
(
きづな
)
を
解
(
と
)
き得ざりしこそ恨みなれ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
最近一つの
絆
(
きづな
)
となつてしまつた彼女の将来を何うしようかといふことが、その間も気にかゝつてゐたには違ひなかつた。
町の踊り場
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
今の勢をもてすれば、その恩義の
絆
(
きづな
)
を斷たんこといとむづかし。人々は我にいかなる苦痛を與へ給はんも、我が受けたるところの恩義は飽くまで恩義なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
あと一齊に追ひ行かむ、破滅の
絆
(
きづな
)
アカイアの
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
▼ もっと見る
多くの家族の
絆
(
きづな
)
はどこに行つたか
わがひとに与ふる哀歌
(新字旧仮名)
/
伊東静雄
(著)
さて誓ひぬ、婚姻の聖き
絆
(
きづな
)
を
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
我
(
わ
)
れ
聞
(
き
)
きたり
辛苦
(
しんく
)
さこそなるべけれど
奉公大切
(
ほうこうだいじ
)
に
勉
(
つと
)
め
給
(
たま
)
へと
仰
(
おほ
)
せられしが
耳
(
みゝ
)
に
殘
(
のこ
)
りて
忘
(
わす
)
られぬなり
彼
(
あ
)
れほどにお
優
(
やさ
)
しからずば
是
(
こ
)
れほどまでにも
歎
(
なげ
)
かじと
斷
(
た
)
ち
難
(
がた
)
き
絆
(
きづな
)
つらしとて
人
(
ひと
)
見
(
み
)
ぬ
暇
(
ひま
)
には
部屋
(
へや
)
のうちに
伏
(
ふ
)
し
沈
(
し
)
づみぬ
何
(
いづ
)
れ
劣
(
おと
)
らぬ
双美人
(
そうびじん
)
に
慕
(
した
)
はるゝ
身
(
み
)
嬉
(
うれ
)
しかるべきを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
我亦斯の如く、かのこみあへる
群
(
むれ
)
の中にてかなたこなたにわが顏をめぐらし、約束をもてその
絆
(
きづな
)
を絶てり 一〇—一二
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
親にも
主
(
しゆう
)
にも振りかへて戀の
奴
(
やつこ
)
となりしまで慕ひし横笛。世を捨て樣を變へざれば、吾から懸けし戀の
絆
(
きづな
)
を
解
(
と
)
く由もなかりし横笛。其の横笛の音づれ來しこそ意外なれ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
されど汝は誰ぞや——汝我等の
状態
(
ありさま
)
をたづね、
氣息
(
いき
)
をつきて物いふ、またおもふに目に
絆
(
きづな
)
なし。 一三〇—一三二
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
撲たれて既に死に臨むにおよびて
絆
(
きづな
)
はなれし牡牛の歩む能はずしてかなたこなたに
跳
(
は
)
ぬることあり 二二—二四
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
絆
漢検1級
部首:⽷
11画
“絆”を含む語句
脚絆
覊絆
羈絆
絆纏
絆創膏
手甲脚絆
絆纒
印絆纒
草鞋脚絆
脚絆草鞋
巻脚絆
脚絆掛
長繻絆
絆纏着
縞脚絆
繻絆
印絆纏
脚絆穿
紺脚絆
襦絆
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