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『町の踊り場』
ふりがな文庫
『
町の踊り場
(
まちのおどりば
)
』
夏のことなので、何か涼しい着物を用意すればよかつたのだが、私は紋附が嫌ひなので、葬礼などには大抵洋服で出かけることにしてゐた。紋附は何か槍だの弓だの、それから封建時代の祖先を思はせる。それに、和服は何かべらべらしてゐて、体にしつくり来ないし …
著者
徳田秋声
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「経済往来」1933(昭和8)年3月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約18分(500文字/分)
朗読目安時間
約30分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
祖父
(
ぢゝ
)
直
(
ぢき
)
疾
(
とつ
)
歔欷
(
すゝりな
)
遽
(
には
)
容貌
(
ようばう
)
性
(
しやう
)
強
(
た
)
漸
(
やつ
)
爽
(
さはや
)
絆
(
きづな
)
間
(
あひだ
)
住居
(
すまひ
)
入
(
はひ
)
分明
(
はつきり
)
団欒
(
まどゐ
)
幾年
(
いくつ
)
断
(
ことわ
)
歔欷
(
すゝりなき
)
法主
(
ほつす
)
滑
(
なめ
)
潜戸
(
くゞりど
)
病
(
やまひ
)
苛
(
いら
)
蒼白
(
あをじろ
)
負
(
おぶ
)
追立
(
おひた
)
饒舌
(
しやべ
)
上衣
(
うはぎ
)
体
(
からだ
)
先刻
(
さつき
)
到頭
(
たうとう
)
単衣
(
ひとへ
)
可
(
よ
)
可笑
(
をか
)
味
(
み
)
委
(
まか
)
姪
(
めひ
)
孰
(
いづ
)
後向
(
うしろむ
)
憂欝
(
いううつ
)
懐
(
なつ
)
打水
(
うちみづ
)
暢
(
のん
)
柩車
(
きうしや
)
極
(
きま
)
殆
(
ほと
)
法被
(
はつぴ
)
瀟洒
(
せうしや
)
甘
(
あま
)
生涯
(
しやうがい
)
甥
(
をひ
)
略
(
ほゞ
)
盃
(
さかづき
)
盛
(
さか
)
真蒼
(
まつさを
)
笙
(
しやう
)
筒袖
(
つゝそで
)
精進
(
しやうじん
)
素通
(
すどほ
)
罷
(
や
)
翫味
(
ぐわんみ
)
葡萄
(
ぶだう
)
裂
(
きれ
)
辛
(
から
)
閉籠
(
とぢこも
)
陥
(
お
)
雑種
(
あひのこ
)
風
(
ふう
)
餉台
(
ちやぶだい
)
骨董
(
こつとう
)
魚田
(
ぎよでん
)
二間
(
ふたま
)
交
(
まじ
)
仄
(
ほの
)
仄暗
(
ほのぐら
)
他
(
ほか
)
何
(
ど
)
兎
(
と
)
凝
(
こ
)
凡
(
およ
)
刺戟
(
しげき
)
剃
(
そ
)
剃刀
(
かみそり
)
剃髪
(
ていはつ
)
剉弱
(
ひよわ
)
同棲
(
どうせい
)
呟
(
つぶや
)
四辺
(
あたり
)
土倉
(
つちぐら
)
土産
(
みやげ
)
夜中
(
よなか
)
嫂
(
あによめ
)
寛
(
くつろ
)
寧
(
むし
)
小径
(
こみち
)
小諸
(
こもろ
)
幾個
(
いくつ
)
序
(
ついで
)
引退
(
ひきさが
)