“法主”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほっす25.0%
ほつしゆ25.0%
ほつす25.0%
ほふしゆ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九月二十五日に九条家に入り、新男爵邸に即日移り、十二月には、先発の法主ほっす夫妻のあとを追って新婚旅行に、欧洲へ渡航する。しかも新郎は、英国に留学する約束だった。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「なアに、今巡錫じゆんしやく中の本願寺法主ほつしゆを抱き込んでをるから、それに話すつもりだらう。メール社の相談よりもなほ當てにならぬ」
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
まだ大学にゐる現在の若い法主ほつすのことをよく知つてゐる、話の面白いお坊さんのお経を聴いたりしてゐるうちに、夕風がそよいで来た。
町の踊り場 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
永遠とこしへの靈は、オノリオの手を經て、この法主ほふしゆの聖なる志に第二の冠を戴かしめき 九七—九九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)