“絆創膏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんそうこう80.0%
ばんさうかう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、お春が盆の上に、消毒した注射器、ベタキシンの箱、アルコールのびん、脱脂綿入れ、絆創膏ばんそうこう、等々を載せて這入はいって来た。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それにまだふしぎなことは、その三、四時間のあいだに、赤ン坊のできものは、ガーゼや絆創膏ばんそうこうでりっぱに手当がほどこされてあったというのです。
亡霊怪猫屋敷 (新字新仮名) / 橘外男(著)
しばらくしてはりいてゆびさきはりあとおさへて其處そこ絆創膏ばんさうかうつた。それがすべ薄闇うすくらランプのひかりおこなはれた。勘次かんじランプをちかづけさせて醫者いしやはやつと注射ちうしやをはつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
水野さんが、子供会の小さい提袋さげぶくろを開いて、絆創膏ばんさうかうやオゾや仁丹の入つてゐる中から、小さいびんをとり出し、その中の水のやうなものを松男君の小さい人さし指に塗りました。
原つぱの子供会 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)