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絆纏
ふりがな文庫
“絆纏”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はんてん
81.0%
ばんてん
19.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はんてん
(逆引き)
白けた
絆纏
(
はんてん
)
の浮浪者が出て——「爺さん、しつかりせえよ」と声をかけて片足をかつぎ、黒い
布被
(
ぬのおほ
)
ひのある車へ載せるのであつた。
釜ヶ崎
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
這入ろうと思って片足高い処に踏み掛けたが、丁度出入口の処に
絆纏
(
はんてん
)
を着た若い男が腕組をして立っていて、
屹然
(
きつぜん
)
として動かない。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
絆纏(はんてん)の例文をもっと
(17作品)
見る
ばんてん
(逆引き)
社殿の縁には、ねんねこ
絆纏
(
ばんてん
)
の中へ赤ん坊を
負
(
おぶ
)
って、
手拭
(
てぬぐい
)
の鉢巻をした小娘が腰を掛けて、寒そうに体を
竦
(
すく
)
めている。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
土間に、顔も鼻の穴も手も真っ黒によごれた仕切り
絆纏
(
ばんてん
)
の五十格好の親爺が立っていた。私が入って行くと、その親爺は黒い顔から茶色の眼を光らせて、無言で私を睨めた。
泡盛物語
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
絆纏(ばんてん)の例文をもっと
(4作品)
見る
絆
漢検1級
部首:⽷
11画
纏
漢検準1級
部首:⽷
21画
“絆纏”で始まる語句
絆纏着
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“絆纏”のふりがなが多い著者
外村繁
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倉田百三
幸田露伴
徳田秋声
森鴎外
長谷川時雨
佐藤垢石
久生十蘭