トップ
>
『泡盛物語』
ふりがな文庫
『
泡盛物語
(
あわもりものがたり
)
』
私は、昭和のはじめ、世の中が一番不景気の時代に失職してしまった。失職当時は幾分の余裕はあったのであるけれど、食を求めて徒食している間に、持ち金悉くをつかい果たしてしまったのである。 多くの家族を抱えて、職のないことは胸が詰まる思いである。東 …
著者
佐藤垢石
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
絆纏
(
ばんてん
)
呷
(
あお
)
框
(
かまち
)
梱
(
こり
)
狡猾
(
こうかつ
)
痙斑
(
あばた
)
絣
(
かすり
)
譬
(
たと
)
蹌踉
(
そうろう
)
黄昏
(
たそがれ
)