“はんてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
半纏33.5%
斑点22.4%
半纒16.6%
絆纏5.1%
袢纏4.8%
袢纒4.5%
半天3.9%
斑點3.3%
袢天2.1%
絆纒2.1%
反坫0.6%
絆天0.6%
盤纏0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船頭の半纏や、客の羽織などを着せて、ったり叩いたり、いろいろ介抱に手を尽していると、どうやらこうやら元気を持ち直します。
ところどころ、樹のまわりには、黄色い斑点が、鷓鴣のようでもあり、また土くれのようでもあり、私の眼はすっかり迷ってしまう。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
短い半纒に、逞しい下半身をあらわにした船頭は、巧みにを操りながら、その示すとおりに、すばやく舟をこぎまわすのであった。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
這入ろうと思って片足高い処に踏み掛けたが、丁度出入口の処に絆纏を着た若い男が腕組をして立っていて、屹然として動かない。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
戸棚を細目にあけてそう言ったのは、二、三日前の晩、袢纏でしばって着てきて、台所で叱られていた女だった。
と、いう声に二人が驚いて振り向くと、いつのまにおりて来たのか、文次の袢纒に、愛刀帰雁を引っつかんだ篁守人の立ち姿!
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
次の日の午時頃、浅草警察署の手で、今戸の橋場寄りの或露地の中に、吉里が着て行ッたお熊の半天脱捨てあり
里の今昔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
凄まじい形相ですが、美しさは一入で、鉛色に變つた喉から胸へ、紫の斑點のあるのは、平次が幾度も見てゐる、『岩見銀山鼠取り』の中毒です。
袢天の袖に、カガシのように手を通しながら、漁夫が段々を上ってきて、ハッチから首を出した。首を出したまま、はじかれたように叫んだ。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
汚れた絆纒に、色の褪せた紺腿引をはき、シベリヤの農夫のように、脚にグルグルと襤褸をまきつけている。
キャラコさん:10 馬と老人 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
管仲公室(三二)し、(三三)反坫あり。(三四)齊人るとさず。管仲す。(三五)齊國其政つて、諸矦かりき。餘年にして晏子あり。
絆天の上に前垂をしめて、丸くれている。
千鳥 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
一年余の間無益な往反をして、貞固の盤纏一分銀一つをしていたのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)