トップ
>
袢纏
ふりがな文庫
“袢纏”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はんてん
89.5%
ばんてん
10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はんてん
(逆引き)
藤次郎はお店の
袢纏
(
はんてん
)
を着て、新しい麻裏を履き、紺の匂いをプン/\させて居りました。お悔やみかた/″\手伝いに来たのでしょう。
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
戸棚を細目にあけてそう言ったのは、二、三日前の晩、
袢纏
(
はんてん
)
を
紐
(
ひも
)
でしばって着てきて、台所で叱られていた女だった。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
袢纏(はんてん)の例文をもっと
(17作品)
見る
ばんてん
(逆引き)
眼を
醒
(
さ
)
ましかけた子供に乳を飲まして寝かしつけて、ネンネコ
袢纏
(
ばんてん
)
に包んで、隅ッ子の
衣類
(
きもの
)
棚の下に置いて、活動のビラを見まわったりしながら、お千代と
一所
(
いっしょ
)
に湯に這入ったが
いなか、の、じけん
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「火事だよう」「火事だァよゥ」
彼方
(
あち
)
此方
(
こち
)
で消防の若者が聞きつけ、家に帰って
火事
(
かじ
)
袢纏
(
ばんてん
)
を着て、村の
真中
(
まんなか
)
の火の番小屋の
錠
(
じょう
)
をあけて消防道具を持出し、わッしょい/\
駈
(
か
)
けつける頃は
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
袢纏(ばんてん)の例文をもっと
(2作品)
見る
“袢纏”の解説
袢纏(はんてん)とは、羽織に似ているが、わきに襠 (まち) がない、丈の短い上着。胸ひもをつけず、襟を折り返さないで着るもの。袢天、半纏、絆纏とも書く。
(出典:Wikipedia)
袢
漢検1級
部首:⾐
10画
纏
漢検準1級
部首:⽷
21画
“袢”で始まる語句
袢纒
袢天
袢衿
袢天著
検索の候補
印袢纏
袷袢纏
革袢纏
刺子袢纏
綿入袢纏
腹掛袢纏
“袢纏”のふりがなが多い著者
島木赤彦
邦枝完二
杉山萠円
徳冨蘆花
淡島寒月
夢野久作
野村胡堂
長谷川時雨
与謝野晶子
永井荷風