その若い植木屋は、かぶっていた手ぬぐいをとって、半纏の裾をはらいながら、かってに、その萩乃の部屋の縁側に腰かけて
そこへ腹掛けに半纏を着込んだ十三、四の子供が、封書のようなものを持って来た。そして、「……公が、ちょっとこれを見て下さいッて。」
“半纏”の意味
“半纏(袢纏)”の解説
袢纏(はんてん)とは、羽織に似ているが、わきに襠 (まち) がない、丈の短い上着。胸ひもをつけず、襟を折り返さないで着るもの。袢天、半纏、絆纏とも書く。
(出典:Wikipedia)
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