“茶博士”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さはかせ66.7%
ちゃはかせ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五六百年の物では無い。松の外に格別古い物はない。石碑は嘉永かえいのものである。茶屋がけがしてあるが、夏過ぎた今日、もとより遊人いうじんの影も無く、茶博士さはかせも居ない。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
五六百年の物では無い。松の外に格別古い物はない。石碑は嘉永かえいのものである。茶屋ちゃやがけがしてあるが、夏過ぎた今日、もとより遊人ゆうじんの影も無く、茶博士さはかせも居ない。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
その間間あいだあいだに緑色の半纏はんてんを着た茶摘ちゃつみ男とか、黄袍おうほうまとうた茶博士ちゃはかせとかいったような者が、二三十人まじって行くのですが、この猿が何の役に立つかは後で解ります。
狂人は笑う (新字新仮名) / 夢野久作(著)