“腹掛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はらがけ83.3%
はらかけ8.3%
はらが8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっき胡坐あぐらをかいていた処へどっさり腰をおとすが否や、腹掛はらがけの中から汚れた古ぎれに包んだものをつかみ出したのは、勲章にちがいない。
勲章 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「本当の猫です。あとで僕はさわってみましたから、知っています。もっともこの仔猫は赤い腹掛はらかけをしていましたがね」
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ハンチングを横っちょにかむり、何か腹掛はらがけのようなものを胸に当てたアイスクリーム屋のイタリー人が、いつか焼栗やきぐり売りにかわっている。とある街角まちかどなどでばたばたと火をあおぎながら
巴里の秋 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)