“街角”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まちかど88.9%
がいかく11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蝶はいくつかまがきを越え、午後の街角まちかどに海を見る……。私は壁に海を聴く……。私は本を閉ぢる。私は壁に凭れる。隣りの部屋で二時が打つ。
測量船 (新字旧仮名) / 三好達治(著)
博士が警察署けいさつしょをでると、外には夕闇ゆうやみがせまり、夜になろうとしていた。街角まちかどには警備けいびのひとが立ち、三人四人と隊を組んだ見張りの者が、町の通りをあるきまわっていた。
朝門街角がいかくともその数日は、挙げてよろこびの声に賑わった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)