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街角
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まちかど
ふりがな文庫
“
街角
(
まちかど
)” の例文
蝶はいくつか
籬
(
まがき
)
を越え、午後の
街角
(
まちかど
)
に海を見る……。私は壁に海を聴く……。私は本を閉ぢる。私は壁に凭れる。隣りの部屋で二時が打つ。
測量船
(新字旧仮名)
/
三好達治
(著)
博士が
警察署
(
けいさつしょ
)
をでると、外には
夕闇
(
ゆうやみ
)
がせまり、夜になろうとしていた。
街角
(
まちかど
)
には
警備
(
けいび
)
のひとが立ち、三人四人と隊を組んだ見張りの者が、町の通りをあるきまわっていた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
ハンチングを横っちょにかむり、何か
腹掛
(
はらが
)
けのようなものを胸に当てたアイスクリーム屋のイタリー人が、いつか
焼栗
(
やきぐり
)
売りに
変
(
かわ
)
っている。とある
街角
(
まちかど
)
などでばたばたと火を
煽
(
あお
)
ぎながら
巴里の秋
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
街角
(
まちかど
)
を二三度まがって、電車通りにつうずる横町の、構えは小さいが、小綺麗な料理屋の前で、茂樹は立止った。そして内部を窺いながら躊躇していたが、良一の方へ振向いて囁いた。
椎の木
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
ふと木之助は「鉄道省
払下
(
はらいさ
)
げ品、電車中遺留品、
古物
(
ふるもの
)
」と書かれた白い看板に眼をとめた。それは
街角
(
まちかど
)
の、
外
(
そと
)
から様々な古物の帽子や
煙草
(
たばこ
)
入れなどが見えている小さい店の前に立っていた。
最後の胡弓弾き
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
▼ もっと見る
二三時間前、浩一が銀座通りを歩いたとき、どこかの
街角
(
まちかど
)
に立って、ステッキで、一方をさし示しながら、目と口を一緒に、ひらいたり、ふさいだりしていた、あのサンドイッチ・マンであった。
女妖:01 前篇
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
河口
(
かはぐち
)
、
街角
(
まちかど
)
、工場の屋根などが寂しい
睡
(
ねむ
)
けに渦卷いて
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
街角
(
まちかど
)
に建物はオルガンのやうに
山羊の歌
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
“街角”の解説
『街角』(まちかど)は、NHK総合テレビジョン「土曜ドラマ」で1993年10月23日から11月6日まで放送されたテレビドラマ。全3回。第9回文化庁芸術作品賞受賞。
(出典:Wikipedia)
街
常用漢字
小4
部首:⾏
12画
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
“街”で始まる語句
街
街道
街路
街衢
街燈
街上
街頭
街中
街々
街樾