“街上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まち31.3%
おもて12.5%
がいじやう12.5%
がいじょう12.5%
がいじゃう6.3%
かいじやう6.3%
かいじょう6.3%
そと6.3%
みち6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うす陽の街上まちに、小さな旋風つむじかぜが起こって、かわいた馬糞の粉が、キリキリとり糸のようにまっすぐに、家のひさしほども高く舞い立っています。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それからお吉は、また二人が餘りおとなしくして許りゐるので、店に行つて見るなり、少し街上おもてを歩いてみるなりしたらどうだと言つて
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
日本の巡査も交番を撤廃してう云ふ具合に使用したいものである。支那商店の軒頭けんとうからは色色いろいろの革命街上がいじやうへ長い竿をよこたへて掲げて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
わたしは、十ねん、二十ねん牢獄ろうごくにあった囚徒しゅうとが、放免ほうめんされたあかつき日光にっこうのさんさんとしてみなぎる街上がいじょうへ、されたときのことを想像そうぞうしたのであります。
自由 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あき奉天ほうてん街上かいじやう銃架じうかはひとりの同志どうしうばつた
この人たちはただに酒家妓楼ぎろう出入いでいりするのみではなく、常に無頼ぶらいの徒と会して袁耽えんたんの技を闘わした。良三の如きは頭を一つべっついにしてどてらを街上かいじょう闊歩かっぽしたことがあるそうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
カピ長 なんとしたことぢゃ、街上そとにて人々ひと/\わめつるは?
そして、そのあいだの七年間は、音信不通いんしんふつう。各自、道につとめて、たとえ街上みちで行き会っても、言葉をかけること無用たるべし。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)