“かいじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
廻状31.0%
海上17.2%
海城13.8%
会場10.3%
開城10.3%
会状3.4%
街上3.4%
開攘3.4%
開錠3.4%
階上3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汁講しるこう廻状かいじょうはまわった。期日の夜は来た。久しぶり西山荘の一席には、おととしの一夜と同じように、君臣水魚すいぎょつどいが見られた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つきが、しばらくをたってのちに、このあたりの海上かいじょうらしたときは、こおりけはじめて、あざらしのらしている太鼓たいこおとが、なみあいだからきこえました。
月とあざらし (新字新仮名) / 小川未明(著)
劉家へ来るひと月ほど以前に、私は海城かいじょう北方の李家屯りかとんという所に四日ばかり滞在したことがある。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
大根だいこんや、ねぎや、まめや、いもなどを昨日きのうから、近在きんざいの百しょうだちが会場かいじょうんでいますよ。そして、一とうと二とうとは、たいした賞品しょうひんがもらえるということです。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
江戸開城かいじょうの後、予は骸骨がいこつい、しばらく先生とたもとわかち、あと武州ぶしゅう府中ふちゅうの辺にけ居るに、先生は間断かんだんなく慰問いもんせられたり。
会状かいじょう、いつも急で、其許そこもとなどこそ、大儀でおざる」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この人たちはただに酒家妓楼ぎろう出入いでいりするのみではなく、常に無頼ぶらいの徒と会して袁耽えんたんの技を闘わした。良三の如きは頭を一つべっついにしてどてらを街上かいじょう闊歩かっぽしたことがあるそうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
この開攘かいじょうの二家ははじめより元素を殊にする者なれば、理において決して抱合ほうごうすべきに非ざれども、当時の事情紛紜に際し、幕府に敵するの目的をもって、暫時ざんじの間、異種の二元素
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
開錠かいじょうせい」と、小姓がしら高木万次郎の手に渡した。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)