“李家屯”の読み方と例文
読み方割合
りかとん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
劉家へ来るひと月ほど以前に、私は海城かいじょう北方の李家屯りかとんという所に四日ばかり滞在したことがある。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
何時間かののち、この歩兵陣地の上には、もう彼我ひがの砲弾が、すさまじいうなりを飛ばせていた。目の前に聳えた松樹山の山腹にも、李家屯りかとんの我海軍砲は、幾たびか黄色い土煙つちけむりを揚げた。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)