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街上
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まち
ふりがな文庫
“
街上
(
まち
)” の例文
うす陽の
街上
(
まち
)
に、小さな
旋風
(
つむじかぜ
)
が起こって、かわいた馬糞の粉が、キリキリと
縒
(
よ
)
り糸のようにまっすぐに、家の
庇
(
ひさし
)
ほども高く舞い立っています。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
街上
(
まち
)
へ出ては、若い男を誘つて來て、死骸の妻と會食させながら、「おのれ姦夫。」といつたやうに、その若い男に飛び付いて殺戮するのを例とした。
奇怪な客
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
弱々しい晩秋の薄陽がやがてむらさきに変わろうとするころおい、その
街上
(
まち
)
なかに一団の人だかりがして、わいわい
罵
(
ののし
)
りさわぐ声がいやがうえにも
行人
(
こうじん
)
の足をとめていた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
実際、平兵衛が
街上
(
まち
)
や路地の奥で女を押さえようとする時には、風のようにおりんの姿が立ち現れて金剛力を藉したという。あるいはそれは平兵衛にだけ見える幻であったかもしれない。
釘抜藤吉捕物覚書:06 巷説蒲鉾供養
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そこにも風があって、白い
紙屑
(
かみくず
)
が生き物のように
街上
(
まち
)
を走っていた。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“街上”の意味
《名詞》
街頭。路上。巷間。
(出典:Wiktionary)
街
常用漢字
小4
部首:⾏
12画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“街上”で始まる語句
街上詩人