“睡”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ねむ77.0%
10.1%
ねむり4.2%
すい2.9%
ねぶ1.9%
まどろ1.1%
すゐ0.8%
やす0.8%
0.3%
つば0.3%
(他:3)0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“睡”を含む作品のジャンル比率
文学 > 中国文学 > 小説 物語12.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
玉太郎はすっかり疲れきって、たき火のそばに、しゅろのむしろ寝床ねどこにして、ぐっすりとねむっているのだった。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
——安心したのか、それとも活動に疲れたのか、例の勇士をはじめ、車中の人たちは、枕をならべて深いねむりにおちていった。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)
むいのを我慢しながらモウ青白く夜の明けている狭い梯子段を伝い降りて、母親の寝室のカーテンの中へ走り込んで行った。
継子 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
悪魔は、手をふりながら、むさうな声で、かう怒鳴つた。寝入りばなの邪魔をされたのが、よくよくしやくにさはつたらしい。
煙草と悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
私は神に感謝した——言葉にも盡くせない程の苦惱の中にも、溢るゝ感激のよろこびを經驗して——そして私はねむりに落ちた。
ねむり顏よりげしときわがうちふるひしさまに異ならじ、我はあたかも怖れのため氷に變る人の如くに色あをざめぬ 四〇—四二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
累代るいだい、住み馴れた水分みくまりたちも、ゆうべの一すいをさいごに、いよいよ、今朝は立ち退くことになった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つかのま、ご一すいもあって、みかどは左のひじの矢傷を白布で巻き、ここからは怪しげなあじろ輿ごしの内になって行かれた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて両犬進み入りて、今しも照射ともしともろともに、岩角いわかどを枕としてねぶりゐる、金眸が脾腹ひばらちょうれば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
良人をつと今宵こよひかへりのおそくおはしますよ、はやねぶりしにかへらせたまはゞきようなくやおぼさん
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それでも明け方、ようやく窓のあたりが白んでくるのを認めると、何かほっとしたせいか、私はついうとうととまどろんだ。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
それでも明け方、漸く窓のあたりが白んでくるのを認めると、何かほっとしたせいか、私はついうとうととまどろんだ。
楡の家 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
「隣の隱居は、恐ろしくやかましい親爺で、——お蔭で一と晩一すゐもしなかつた、若い者と壁隣に住むのは容易の難行苦行ぢやねえ——と大むくれでしたよ」
歸つて來ると大騷動で、お蔭で私も娘も一晩一すゐもしなかつたよ
かすかに揺れ動いた風の気配に、壁にもたれてやすんでゐた若い保姆ほぼの一人が眼をさまして立ち上る。
水に沈むロメオとユリヤ (新字旧仮名) / 神西清(著)
熊かの人に向い我汝を抱きて疲れたり暫くやすむ間番せよとてねむる、大虫樵人きこりに向い汝いかにするも樹上に永くとどまり得じその熊をき落せ我うて去らんと言う
女は、さこそ忘れ給ふをうれしきに思ひなせど、怪しく夢のやうなることを、心に離るる折なき頃にて、心解けたるだに寝られずなん。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれはくた/\につたかみたもとからさぐしてそれをつばらしてきはめて面倒めんだうにぐる/\とひゞいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
きみよりも十つうに一返事へんじあたへ給へ、ねふりがたきあきむねいだいてまぼろしの面影おもかげをもんと
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
昇のたんうばッて、叔母のねぶりを覚まして、若し愛想を尽かしているならばお勢の信用をも買戻して、そして……そして……自分も実に胆気が有ると……確信して見たいが
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
じつ此度このたび大喪使長官様たいさうしちやうくわんさまといふのは、よるもトロ/\まどろみたまふ事もございませんといふ
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)