“ねぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ネブ
語句割合
43.7%
28.2%
9.9%
8.5%
値踏2.8%
1.4%
1.4%
寝伏1.4%
根府1.4%
根生1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例年れいねんごと季節きせつ洪水こうずゐ残酷ざんこく河川かせん沿岸えんがんねぶつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
その滑かな発音を、牛肉よりも一層うまい食物のように、舌で味わい、唾液だえきねぶり、そして唇に上せました。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
わたくし衣服ゐふくあらためて寢臺ねだいよこたわつたが、何故なぜすこしもねぶられなかつた。
昨夜ゆうべもすがらしづかねぶりて、今朝けされよりいちはなけにさま
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
やがて両犬進み入りて、今しも照射ともしともろともに、岩角いわかどを枕としてねぶりゐる、金眸が脾腹ひばらちょうれば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
良人をつと今宵こよひかへりのおそくおはしますよ、はやねぶりしにかへらせたまはゞきようなくやおぼさん
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
此間小生は唯運を天に任し、観念のまなこねぶつて、ほふられむとする羊の如くたたずみたり。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
しかるに某は身動みじろぎだにせであるを、衆のものいよいよ可笑がりて、近づき視れば、何ぞ図らむ、舌を吐き目をねぶりて、呼息まことに絶えたり。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
あの夫婦者は実は駈落者かけおちものだろうとか、この宿屋の客の値踏ねぶみをがんりきと七兵衛がする、どちらも商売柄
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
前に申上げたやうな品物に、小倉の校服の上衣だの、硯だのを加へて、値踏ねぶみをさせますと、四十錢の上は一文も出せないといふんです。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「何が入つたんやろ、しつこいえな。どないしまほ。舌でねぶつて見まほか。」
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
汝エ食い方に困らねえようにするがエと、あとの事を遺言しやすから、わしイ泣き入って居るうちに、能くねぶいてしまいやすと、この野郎が裏から這入はえって立聞たちぎゝいしてえたもんと見えて、這入って来やアがって
もとよりこの身は畜生の。人にはあらぬ悲しさの。添うに添われぬ夫婦の道よ。迷ぞ深き身の上の。思いの種とやなりやせん。いとど心はうば玉の夜の寝伏ねぶしの手枕や手枕や
(新字新仮名) / 岡本かの子(著)
私どもが御機嫌伺いに参りましても根府ねぶ川の飛石とびいし伝い、三尺の沓脱くつぬぎは徳山花崗みかげ縮緬ちりめんタタキ、黒縁に綾骨あやぼね障子しょうじ
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
加賀かが大野おほの根生ねぶはま歩行あるいたときは、川口かはぐちいたところ
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)