“立聞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たちぎき57.9%
たちぎゝ26.3%
たちぎ15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて健は二階の教室に上つて行く。すると、校長の妻は密乎こつそりと其後をけて行つて、教室の外から我が子の叱られてゐるのを立聞たちぎきする。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
いゝえ、ちつとも』とつてあいちやんは、『女王樣ぢよわうさま隨分ずゐぶん——』丁度ちやうど其時そのときあいちやんは女王樣ぢよわうさま其背後そのうしろ近寄ちかよつて、立聞たちぎゝしておでになるのにがつきましたから
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
源次郎に殿様を川の中へ突落つきおとさせ、殺してしまえば、源次郎は飯島のうちの養子になるまでの工夫は付いたものゝ、此の密談を孝助に立聞たちぎかれましたから、どうがな工夫をして孝助にいとまを出すか