“諸人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょにん32.4%
もろびと32.4%
しよにん29.4%
しょじん2.9%
もろひと2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうした場合には狐が人間に化けたというような信じがたい話も、案外なんらの故障なしに諸人しょにんに受け入れられるものである。
火薬庫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さて、この船出の写真絵を見ると、諸人もろびとが皆、祈っている。日頃、金椎キンツイがするように、小舟の中に行く人も、岸に立って送る人も、みな祈っている。
可笑をかしき可憐あはれなる事可怖おそろしき事種々しゆ/″\さま/″\ふでつくしがたし。やう/\東雲しのゝめころいたりて、水もおちたりとて諸人しよにん安堵あんどのおもひをなしぬ。
ただ必要なことは諸人しょじんの熱意が満ちあふれ、しかもみなそろいであることを明らかにすることであった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
諸人もろひとの立帰りつゝ見るとてや、関に向へる三保の松原
小田原陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)