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諸人
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もろびと
ふりがな文庫
“
諸人
(
もろびと
)” の例文
さて、この船出の写真絵を見ると、
諸人
(
もろびと
)
が皆、祈っている。日頃、
金椎
(
キンツイ
)
がするように、小舟の中に行く人も、岸に立って送る人も、みな祈っている。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
此の礁が一日も早く
除
(
と
)
れまして、此の荒海を往来する
諸人
(
もろびと
)
をお助けくださいますようにお願いいたします。
海神に祈る
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「梅の花折りてかざせる
諸人
(
もろびと
)
は今日の
間
(
あひだ
)
は楽しくあるべし」(巻五・八三二)、「真袖もち床うち払ひ君待つと居りし間に月かたぶきぬ」(巻十一・二六六七)
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
善
(
よ
)
きことの限りをして、
諸人
(
もろびと
)
をなつけたる故に、聖人はまことに善き人めきて
聞
(
きこ
)
え、又そのつくり置きたる道のさまもうるはしくよろずに
足
(
た
)
らひて、めでたくは見ゆれども
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
これぞ神のはからい給う悪事への
諸人
(
もろびと
)
に示す証跡であり、神尾とタカ子の関係はもはやヌキサシならぬものの如くに思われて、かゝる確証を示されたことの暗さ、救いのなさ
アンゴウ
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
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今はたゞ恨みもあらず
諸人
(
もろびと
)
の命に代るわが身と思へば
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
聞けよ、
諸人
(
もろびと
)
、「愛」は今、このたをやめを
泣けよ恋人
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
諸人
(
もろびと
)
の、諸人の眼の
犠牲
(
いけにえ
)
に供えむとて。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いざ
諸人
(
もろびと
)
よ、おゝ、さらば愛さんかな、唄はんかな、それだけさ
外套と青空
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
八百千年
(
やおちとせ
)
ありこしことも
諸人
(
もろびと
)
の
悪
(
あ
)
しとし知らば改めてまし
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
諸人
(
もろびと
)
の
鞭
(
むち
)
に追われ
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
諸
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“諸”で始まる語句
諸
諸共
諸手
諸声
諸君
諸方
諸々
諸国
諸肌
諸葛孔明