“金椎”の読み方と例文
読み方割合
キンツイ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清澄の茂太郎は何をしている、岡本兵部の娘も精神状態が心もとないのに、金椎キンツイは耳が聞えないのに、マドロス氏は言葉が通じない。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「はい、一人残らず、茂太郎も、金椎キンツイさんも、マドロス君も、もゆるさんも——それから、お松に、登様——土地の船頭さんたち」
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
駒井のこの住居すまいには、このごろいちじるしく室がふえているはずなのに——金椎キンツイひとりを眠らせて置いて、みんなどこへ行ったのだろう。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)