“キンツイ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:きんつい
語句割合
金椎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駒井甚三郎が竜の疑惑から、しゅの問題に進んで行く時、あわただしく金椎キンツイが紙を持って来て、二人の前に提示しました。それを読むと
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この点に於て、無名丸は無信丸である、五月丸とは天地の相違がある——我等の無名丸の中には、金椎キンツイを除いて祈る人などは一人もいない。
それから駒井甚三郎は、歩廊の間を歩いて、コック部屋のところへ来ると、ここで金椎キンツイ君を見舞ってやりたい気になりました。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)