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『外套と青空』
ふりがな文庫
『
外套と青空
(
がいとうとあおぞら
)
』
二人が知り合つたのは銀座の碁席で、こんなところで碁の趣味以上の友情が始まることは稀なものだが、生方庄吉はあたり構はぬ傍若無人の率直さで落合太平に近づいてきた。庄吉は五十をすぎた立派な紳士で、高価な洋服の胸に金の鎖をのぞかせ、頭髪は手入れの届 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論 第六一年第七号」中央公論社、1946(昭和21)年7月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約30分(500文字/分)
朗読目安時間
約49分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
嫌
(
きれ
)
負
(
ひ
)
小癪
(
こしやく
)
拳
(
けん
)
業
(
ごう
)
諸人
(
もろびと
)
生方
(
うぶかた
)
頤
(
あご
)
陋室
(
ろうしつ
)
鋪甃
(
しきいし
)
跫音
(
あしおと
)
花牌
(
はな
)
芥溜
(
ごみため
)
肉刺
(
まめ
)
碁笥
(
ごけ
)
碁敵
(
ごがたき
)
交驩
(
こうかん
)
流石
(
さすが
)
拳
(
こぶし
)
截
(
き
)
戦
(
おのの
)
叢
(
くさむら
)
午
(
ひる
)