“芥溜”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ごみため78.6%
ごみた7.1%
ごみだめ7.1%
はきだめ7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当然残肴が出たわけだが、今朝ひょいと芥溜ごみためをのぞくと、堀川牛蒡ほりかわごぼうその他がそっくりそのまま捨ててある。
残肴の処理 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
「乞食よりも意気地がなくて、ぬすよりもふて芥溜ごみため牢人と思っているが、それがどうした」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
根太板を剥がれた床下ゆかしたは、芥溜ごみためのように取り散らしてあった。
半七捕物帳:56 河豚太鼓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「酒宴は真っ平だ。貴公らの眼や口には、酒池肉林しゅちにくりんが馳走に見えるか知らんが、わしの眼から見るとまるで芥溜ごみためを囲んで野犬がさわいでいるような気がする。そんな所へすえられて、わしをさかなに飲まれてたまるものか」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あさることいやしく、選ばず、芥溜ごみだめの汚物もいとはず。捨てること惜まず、こだはらず、八百善の料理の粹を選ぶごとくす。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
芥溜ごみだめから拾い上げた雑巾ぞうきんをつぎ合せたようなもの一枚を羽織っているばかりじゃ。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しばらくして上って来た年紀としわかい十六七が、……こりゃどうした、よく言う口だが芥溜はきだめに水仙です、鶴です。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「あれ、芥溜はきだめをまた聞くよ。そんな事はあとにして、はやく困ってくれないと、暗くなる、寒くなる、さあ、こっちへおいで、さあ、」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)