“ごみため”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芥溜59.5%
埃溜13.5%
塵溜13.5%
塵芥溜8.1%
埃塵溜2.7%
塵埃溜2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、あたまだけぜんすみへはさみすと、味噌みそかすに青膨あをぶくれで、ぶよ/\とかさなつて、芥溜ごみため首塚くびづかるやう、てられぬ。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
彼女が安心して歩き出すと、隣の家の勝手口に置いてあった大きな埃溜ごみための蔭からニョッキリ立上った男があった。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
なすりつけてるのよ。ベッキイはつまみ食いなんかするものですか。あの子は、時々ひもじくてたまらなくなると、塵溜ごみためからパンの皮を拾って食べてるくらいだけど。
勿論もちろん腹を腹とも思わず塵芥溜ごみためだと思って食物と名のつくものは手当り次第に口中へじ込むというのは
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
なほこの集に揷んだ司馬江漢の銅版畫は第一囘の競賣の際古道具屋の手に依て一旦埃塵溜ごみために投げ棄てられたのをそつと私の拾つて來たものであつて、着色の珍らしい
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
低い街々ののあたらぬ屋根裏や塵埃溜ごみためや、それともまたは、歯車のう機械や飲食店の積み重なった器物の中へ、胞子を無数にきながら
花園の思想 (新字新仮名) / 横光利一(著)