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埃溜
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ごみため
ふりがな文庫
“
埃溜
(
ごみため
)” の例文
埃溜
(
ごみため
)
の山を登つて、破れた竹垣の根に近寄ると、成る程、お葉の茶屋の奧座敷、四疊半の一と間が、眼の前に展開するのです。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
彼女が安心して歩き出すと、隣の家の勝手口に置いてあった大きな
埃溜
(
ごみため
)
の蔭からニョッキリ立上った男があった。
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
「行つて搜して來ませうか。土瓶の中には
煎藥
(
せんやく
)
があつたやうですから、
埃溜
(
ごみため
)
にでも捨ててあるかもわかりません」
銭形平次捕物控:185 歩く死骸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「坊っちゃんが
中
(
あ
)
てられた菓子だって言うから、裏の
埃溜
(
ごみため
)
へ捨ててしまっただよ。誰が喰っても悪かんべい」
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お勝手から裏へ出ると、浅い
釣瓶
(
つるべ
)
井戸があって、物置があって、その裏に
埃溜
(
ごみため
)
がありますが、どんなに念入りに捜したところで、菓子の
片
(
かけ
)
らも見付かることではありません。
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「とにかく、お勘坊の部屋と、
埃溜
(
ごみため
)
を明るいうちに、もう一度見せて下さい」
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
五月二十八日の川開きが
昨夜
(
ゆうべ
)
済んだばかり、朝の浜町河岸は
埃溜
(
ごみため
)
を引っくり返したようですが、その中に何かしら事件の匂いを嗅ぐともなく、人の顔ばかりを見て歩いて来た八五郎だったのです。
銭形平次捕物控:041 三千両異変
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
物置も、縁の下も、
埃溜
(
ごみため
)
の中も——。
銭形平次捕物控:041 三千両異変
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
埃
漢検1級
部首:⼟
10画
溜
漢検準1級
部首:⽔
13画
“埃”で始まる語句
埃
埃及
埃立
埃臭
埃及煙草
埃塵
埃風
埃塗
埃及諸神譜
埃及人