“埃立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほこりだ91.7%
ほこりた8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
工事場はいちめんに埃立ほこりだって、石を運んだり土を起したりする雇い人足や足軽たちの群が汗まみれになって右往左往していた。
薯粥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
口々にいい交わしては、争い走ってゆく人々の足に、乾ききった十二月の昼は、馬糞色に埃立ほこりだッて、もう両側はたいへんな見物人であった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼方から埃立ほこりたてて来る一隊の兵馬を見かけた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)