塵溜ごみため)” の例文
しかし私がもしそういう罪を犯す危険が少しもないくらいであったら、私はおそらくルクレチウスの一巻を塵溜ごみための中に投げ込んでしまったであろう。
ルクレチウスと科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
なすりつけてるのよ。ベッキイはつまみ食いなんかするものですか。あの子は、時々ひもじくてたまらなくなると、塵溜ごみためからパンの皮を拾って食べてるくらいだけど。
俺はこゝから十町離れた乞丐こじき横町の裏屋の路次の奥の塵溜ごみためわきで生れたのだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
塵溜ごみためかげに行く。
心の姿の研究 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
塵溜ごみための蔭に行く。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)