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『心の姿の研究』
ふりがな文庫
『
心の姿の研究
(
こころのすがたのけんきゅう
)
』
夏の街の恐怖 焼けつくやうな夏の日の下に おびえてぎらつく軌条の心。 母親の居睡りの膝から辷り下りて 肥った三歳ばかりの男の児が ちょこ/\と電車線路へ歩いて行く。 八百屋の店には萎えた野菜。 病院の窓掛は垂れて動かず。 閉された幼稚園の鉄 …
著者
石川啄木
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
傍
(
かたは
)
出
(
いづ
)
三歳
(
みつ
)
閉
(
とざ
)
蹲
(
うづくま
)
或
(
あるひ
)
情夫
(
まぶ
)
居睡
(
ゐねむ
)
艶
(
なまめ
)
棺
(
くわん
)
愍
(
あはれ
)
居睡
(
ゐねむり
)
葬
(
はうむ
)
味気
(
あぢき
)
跳
(
と
)
萎
(
な
)
窓掛
(
まどかけ
)
蒼
(
あを
)
硝子
(
がらす
)
裂罅
(
ひび
)
疲
(
つかれ
)
軌条
(
れーる
)
洋燈
(
らんぷ
)
怒
(
いか
)
戦
(
いくさ
)
凋落
(
てうらく
)
財布
(
さいふ
)
埃
(
ほこり
)
垂
(
た
)
嘲
(
あざけ
)
蔭
(
かげ
)
蚤
(
のみ
)
誰
(
たれ
)
塵溜
(
ごみため
)
其処
(
そこ
)
入
(
い
)
児
(
こ
)
辷
(
すべ
)
辻
(
つじ
)
這
(
は
)
酒宴
(
さかもり
)
門
(
かど
)
何処
(
どこ
)
燈光
(
あかり
)
推寄
(
おしよ
)
欠伸
(
あくび
)
此処
(
ここ
)
死落
(
しにお
)
毛脛
(
けずね
)
沢山
(
たくさん
)
拳
(
こぶし
)
然
(
しか
)
芥子
(
けし
)
片隅
(
かたすみ
)
生命
(
いのち
)
生木
(
なまき
)
大工
(
だいく
)
肥
(
ふと
)
脚気
(
かっけ
)
膝
(
ひざ
)
旅鞄
(
たびかばん
)