心の姿の研究こころのすがたのけんきゅう
夏の街の恐怖 焼けつくやうな夏の日の下に おびえてぎらつく軌条の心。 母親の居睡りの膝から辷り下りて 肥った三歳ばかりの男の児が ちょこ/\と電車線路へ歩いて行く。 八百屋の店には萎えた野菜。 病院の窓掛は垂れて動かず。 閉された幼稚園の鉄 …