“推寄”の読み方と例文
読み方割合
おしよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大学の廊下を人立じんりつして、のさのさと推寄おしよせた伝吾が、小使に導かれて、生理学教室のドアに臨んだ時、、恋のかたきの葛木は、とうひじつき椅子に柔く腕を投げて、仰向けに長くなって
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また政庁に推寄おしよせる女壮士をんなさうしのさけび声……
心の姿の研究 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
時に大浪が、ひとあて推寄おしよせたのに足を打たれて、気もうわずって蹌踉よろけかかった。
星あかり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)