“ごみた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芥溜50.0%
埃溜33.3%
五味溜16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
根太板を剥がれた床下ゆかしたは、芥溜ごみためのように取り散らしてあった。そのなかに一つの大きい橙の実が転げているのを拾わせて、半七は手に取って眺めた。橙には龍という字があらわれていた。
半七捕物帳:56 河豚太鼓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
今なお鼠を殺すと埃溜ごみための中へ、持って行くだけの改良法も採用せず、依然として百年以前の旧様式を墨守ぼくしゅし、これを表通りの街路の上にほうり出して、車の輪の蹂躙じゅうりんゆだねている。
「これは今朝けさほど五味溜ごみための所に、いていた犬でございますよ。——どうしてはいって参りましたかしら。」
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)