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芥溜
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ごみた
ふりがな文庫
“
芥溜
(
ごみた
)” の例文
私が空っぽの胃を
曳
(
ひ
)
きずってひょろひょろ街を歩いているうちに、ある家の
芥溜
(
ごみた
)
めの中に、
焦
(
こ
)
げついて真黒な
飯
(
めし
)
が捨ててあるのを見て、そっとそれを口に入れたことを。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
根太板を剥がれた
床下
(
ゆかした
)
は、
芥溜
(
ごみた
)
めのように取り散らしてあった。そのなかに一つの大きい橙の実が転げているのを拾わせて、半七は手に取って眺めた。橙には龍という字があらわれていた。
半七捕物帳:56 河豚太鼓
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
酒宴は真っ平だ。貴公らの眼や口には、
酒池肉林
(
しゅちにくりん
)
が馳走に見えるか知らんが、わしの眼から見るとまるで
芥溜
(
ごみた
)
めを囲んで野犬がさわいでいるような気がする。そんな所へすえられて、わしを
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
芥
漢検準1級
部首:⾋
7画
溜
漢検準1級
部首:⽔
13画
“芥”で始まる語句
芥
芥子
芥子粒
芥川
芥箱
芥子坊主
芥川龍之介
芥川竜之介
芥火
芥種