“碁笥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごけ85.7%
ごげ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は大抵一局で碁笥ごけをとじる。数かずの局を続けることにより古人の名局が凡手の脳裡に錯綜して風趣をそこなうことのないように。
独り碁 (新字新仮名) / 中勘助(著)
黙ったまま碁笥ごけをとった泰軒は、やにわにそれを荒々しく振り立てた。無数の石の触れ合う音が騒然と部屋に流れる。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
碁好きの墓に台石を碁盤にこしらへ、碁笥ごげ花立はなだてに見立てたのや、酒飲みの墓を徳利形や、酒樽形に刻んだのもあつた。