“碁盤目”の読み方と例文
読み方割合
ごばんめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
城下の市坊しぼうは、碁盤目ごばんめになっていた。須賀口すがぐちから五条川の通りはわけて賑わって、幾組も踊りの輪が踊りながら歩いていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旭ヶ岡の樺太神社から瞰下みおろした豊原の夜景はまるで緑野の中の正しい碁盤目ごばんめであった。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
オールドローズの地色の中央に幅一寸四分ほどの広さに碁盤目ごばんめが通っていて、その中に四つ葉のクローバーを散らし、下の方に骨牌カルタが二枚、ハートの一とスペードの六が重なっている。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)