“碁会所”のいろいろな読み方と例文
旧字:碁會所
読み方割合
ごかいしょ83.3%
ごかいじょ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近所の碁会所ごかいしょのようになっている土蔵裏の二階で追従ついしょうたらたらの手代とでもこっそり碁の手合わせをしているほうがどんなにましだったか解らない。
質屋の暖簾のれんだの碁会所ごかいしょの看板だのとびかしらのいそうな格子戸作こうしどづくりだのを左右に見ながら、彼は彎曲わんきょくした小路こうじの中ほどにある擦硝子張すりガラスばりの扉を外から押して内へ入った。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
宇野さんの通りをT字型につきあたった処につたの這った碁会所ごかいじょのような面白い家があって、貸家札がさげてあるのが眼にはいった。
貸家探し (新字新仮名) / 林芙美子(著)