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碁会所
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ごかいしょ
ふりがな文庫
“
碁会所
(
ごかいしょ
)” の例文
旧字:
碁會所
近所の
碁会所
(
ごかいしょ
)
のようになっている土蔵裏の二階で
追従
(
ついしょう
)
たらたらの手代とでもこっそり碁の手合わせをしているほうがどんなにましだったか解らない。
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
質屋の
暖簾
(
のれん
)
だの
碁会所
(
ごかいしょ
)
の看板だの
鳶
(
とび
)
の
頭
(
かしら
)
のいそうな
格子戸作
(
こうしどづく
)
りだのを左右に見ながら、彼は
彎曲
(
わんきょく
)
した
小路
(
こうじ
)
の中ほどにある
擦硝子張
(
すりガラスばり
)
の扉を外から押して内へ入った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
私は蒲田が焼野原になるまで毎日
碁会所
(
ごかいしょ
)
へ通勤していた。
虱
(
しらみ
)
のうつる難はあったが、ともかく、私は、読書と、碁会所だけが生活で、たまに女とあいびきしたというだけだ。
魔の退屈
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
碁会所
(
ごかいしょ
)
。玉突屋。大弓所。
珈琲
(
コーヒー
)
店。下宿。彼はそのせせこましい展望を
逃
(
のが
)
れて郊外へ移った。そこは偶然にも以前住んだことのある町に近かった。霜解け、夕
凍
(
じ
)
み、その匂いには
憶
(
おぼ
)
えがあった。
過古
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
ぼくの収入がやや確定してきたので、母も
廓
(
なか
)
のお針さん通いを止め、父も体のよい日は、横丁の隠居みたいに、近所の
碁会所
(
ごかいしょ
)
へ出かけたりして、この所まあまあ、家計は小康を得たようなものだった。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“碁会所”の解説
碁会所(ごかいしょ)とは、席料を支払い、有料で囲碁を打つことができる場所である。
囲碁センター、サロンのような形態で、駅前などに集中していることが多く全国的に存在している。日本棋院内にも有料で打てる場所がある。
(出典:Wikipedia)
碁
常用漢字
中学
部首:⽯
13画
会
常用漢字
小2
部首:⼈
6画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“碁会”で始まる語句
碁会