“ごかいしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
碁会所100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
碁会所ごかいしょ。玉突屋。大弓所。珈琲コーヒー店。下宿。彼はそのせせこましい展望をのがれて郊外へ移った。そこは偶然にも以前住んだことのある町に近かった。霜解け、夕み、その匂いにはおぼえがあった。
過古 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
ぼくの収入がやや確定してきたので、母もなかのお針さん通いを止め、父も体のよい日は、横丁の隠居みたいに、近所の碁会所ごかいしょへ出かけたりして、この所まあまあ、家計は小康を得たようなものだった。