“追従”のいろいろな読み方と例文
旧字:追從
読み方割合
ついしょう89.0%
ついしよう4.6%
つゐしよう2.8%
0.9%
つい0.9%
ついじゅう0.9%
とりい0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されど軽卒にあちらへ行ってはお追従ついしょうをいい、こちらへ来ては体裁能くやっている小才子を以て、教育の目的を遂げた者とはいわぬ。
教育の目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ある時、出入の男が長次郎氏が五銭銅貨のやうに青い顔でふさぎ込んでゐるのを見て、気晴しにめかけでも置いたらうかとお追従ついしようを言つてみた。
私が大金持になつた時には、世辞も追従つゐしようもしますけれど、一旦貧乏になつて御覧なさい。やさしい顔さへもして見せはしません。
杜子春 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そしてどうやら二人の武士は、二人ながら老人を追従けては行くが、武士達二人はお互いに知己ちきであるようにも思われぬ。二人は他人であるらしい。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
廓内なか大巻おほまきさんよりも奇麗だとみんながいふよ、お前が姉であつたら己れはどんなに肩身が広かろう、何処どこへゆくにも追従ついて行つて大威張りに威張るがな、一人も兄弟が無いから仕方が無い
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
お十夜はその者の馬を借り、道太郎や他の人々とあとに続く——だが、騎馬にかけては三位卿、めったに余人の追従ついじゅうをゆるさない。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今村という軍曹は将校に追従とりいって貴重な酒樽の保管者になったが、陰謀を遂行する準備として、同腹の下士官たちにこっそり飲ませて元気をつけさせていた。
ノア (新字新仮名) / 久生十蘭(著)