『杜子春』
或春の日暮です。 唐の都洛陽の西の門の下に、ぼんやり空を仰いでゐる、一人の若者がありました。 若者は名は杜子春といつて、元は金持の息子でしたが、今は財産を費ひ尽して、その日の暮しにも困る位、憐な身分になつてゐるのです。 何しろその頃洛陽とい …
著者 | 芥川竜之介 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「赤い鳥」1920(大正9)年7月号 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約19分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約31分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
仰
袍
覆
厳
充満
反
幸
抛
極
緊
透
仰向
住居
往来
悪戯
憐
柔
殆
畏
白蛇
翡翠
追従
鎧
飛過
冠
呪文
呵責
噂
天竺
審
御出
朝
極寒
横柄
洛陽
漸
焦熱
猶
瑪瑙
笏
粗
紗
罩
蘭陵
蝙蝠
袖裏
言上
跨
跪
転
遮
開闢
香木
魔性
三叉
亦
佇
儘
凭
剣
哮
唇
唖
唯
喚
嗔
嘶
噤
嚇
夥
容
容子
尽
嶽陽
彼是
忽
忽然
悶
憚
戟
手綱
撞
暫
杵
棲
気色
瀑
爛々
父母
牡丹
玄宗
痕
眇
眷属
着下
瞬
窺
紛
経
罵
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