“玄宗”の読み方と例文
読み方割合
げんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後宮の佳嬪かひんは十幾人もお持ちだったが、かの玄宗げんそう皇帝における楊貴妃ようきひのように、一身のちょうの誇りは廉子にある。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大金持になつた杜子春は、すぐに立派な家を買つて、玄宗げんそう皇帝にも負けない位、贅沢ぜいたくな暮しをし始めました。
杜子春 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
玄宗げんそう楊貴妃ようきひの七月七日の長生殿の誓いは実現されない空想であったが、五十六億七千万年後の弥勒菩薩みろくぼさつ出現の世までも変わらぬ誓いを源氏はしたのである。
源氏物語:04 夕顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)