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玄宗
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げんそう
ふりがな文庫
“
玄宗
(
げんそう
)” の例文
後宮の
佳嬪
(
かひん
)
は十幾人もお持ちだったが、かの
玄宗
(
げんそう
)
皇帝における
楊貴妃
(
ようきひ
)
のように、一身の
寵
(
ちょう
)
の誇りは廉子にある。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大金持になつた杜子春は、すぐに立派な家を買つて、
玄宗
(
げんそう
)
皇帝にも負けない位、
贅沢
(
ぜいたく
)
な暮しをし始めました。
杜子春
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
玄宗
(
げんそう
)
と
楊貴妃
(
ようきひ
)
の七月七日の長生殿の誓いは実現されない空想であったが、五十六億七千万年後の
弥勒菩薩
(
みろくぼさつ
)
出現の世までも変わらぬ誓いを源氏はしたのである。
源氏物語:04 夕顔
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
唐の
玄宗
(
げんそう
)
皇帝は、鳥を近づけないために花園の樹枝に小さい金の鈴をかけておいた。春の日に宮廷の楽人を率いていで、美しい音楽で花を喜ばせたのも彼であった。
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
唐
(
とう
)
の
玄宗
(
げんそう
)
、開元は三十年の太平を
享
(
う
)
け、
天宝
(
てんぽう
)
は十四年の
華奢
(
かしゃ
)
をほしいまゝにせり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
唐から来た
鑑真
(
がんじん
)
が唐招提寺に一つの中心を造ったのは、大仏の開眼供養よりは六七年も後のことで、ここに天平時代の後期が始まるのであるが、同じく
玄宗
(
げんそう
)
時代の流風を伝えたにしても
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
唐の
玄宗
(
げんそう
)
皇帝の代に、
一行
(
いちぎょう
)
という高僧があって、深く皇帝の信任を得ていた。
中国怪奇小説集:05 酉陽雑爼(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
唐
(
たう
)
の
玄宗
(
げんそう
)
、
南
(
みなみ
)
の
方
(
かた
)
に
狩
(
かり
)
す。
百官
(
ひやくくわん
)
司職
(
ししよく
)
皆
(
みな
)
これに
從
(
したが
)
ふ
中
(
なか
)
に、
王積薪
(
わうせきしん
)
と
云
(
い
)
ふもの
當時
(
たうじ
)
碁
(
ご
)
の
名手
(
めいしゆ
)
なり。
同
(
おな
)
じく
扈從
(
こじう
)
して
行
(
ゆ
)
いて
蜀道
(
しよくだう
)
に
至
(
いた
)
り、
深谿
(
しんけい
)
幽谷
(
いうこく
)
の
間
(
あひだ
)
にして
一軒家
(
いつけんや
)
に
宿
(
やど
)
借
(
か
)
る。
其
(
そ
)
の
家
(
いへ
)
、
姑
(
しうと
)
と
婦
(
よめ
)
と
二人
(
ふたり
)
のみ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大金持になった杜子春は、すぐに立派な
家
(
うち
)
を買って、
玄宗
(
げんそう
)
皇帝にも負けない位、
贅沢
(
ぜいたく
)
な暮しをし始めました。
杜子春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
玄宗
(
げんそう
)
皇帝と
楊貴妃
(
ようきひ
)
の恋を題材にした白楽天の
長恨歌
(
ちょうごんか
)
を、
亭子院
(
ていしいん
)
が絵にあそばして、
伊勢
(
いせ
)
や
貫之
(
つらゆき
)
に歌をお
詠
(
よ
)
ませになった巻き物で、そのほか日本文学でも、
支那
(
しな
)
のでも
源氏物語:01 桐壺
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
玄
常用漢字
中学
部首:⽞
5画
宗
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
“玄宗”で始まる語句
玄宗皇帝